松平不昧の蔵帳の道具分類は、これを宝物・大名物・中興名物・名物並・上之部・中之部・下之部の七種に分けています。名物並はすなわち中興名物に準ずるものという意味であります。しかし『大正名器鑑』は名物並をも全部名物として取り扱っています。