Shino mukozuke bowl with grass design
Diameter 11.7cm
高さ6.9cm 口径11.7×11.7cm 底径7.7cm
志野遠山文向付と同様の四方入隅碁笥底式の向付で、胴には二方に檜垣文と草文様を配しています。志野のこの種の向付としては素直な絵文様で、典型的な作品といえる。しかし、伝世品は数多いものではなく、おそらく数十点伝世していますにとどまるでしょう。焼かれましたのは中窯あるいは窯下窯など、大萱の作品と考えられます。釉がかりが薄く、やわらかに溶けて、随所に赤味があらわれています。
