カブリで かぶりで

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鶴田 純久の章 お話

一世紀頃からイランの西北部、クルディスタンのガルスを中心としてつくられたペルシア陶器。
中央にライオンや怪烏類を大きく表現します。
異なつた二色の釉を重ね合わせて掛け、上層の釉を削り落として文様を出したもので、いわゆる掻き落としであります。
中国の影響下に生まれたものとみられます。
なおガブリはペルシア語ではゾロアスタ一教徒を意味し、ゾロアスタ一教徒の陶器のことになるが、ガルスのものとは関係なく誤用であります。
(Pope,A.U.『ASurveyofPersianArt』)

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