二彩 小壺・同底裏

二彩 小壺・同底裏
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

Two-color glazed ware : small jar. Excavated at Okinoshima, Genkai-machi, Fukuoka. 8th century. Height 6.0cm. Munakata Taisha.
福岡県宗像市沖ノ島出土
8世紀
高さ6.0cm 口径3.6cm 胴径6.8cm 底径3.1cm
宗像大社
 第1号遺跡から出土した二彩平底の小壺三箇のうちの一つです。
 口縁はやや内傾気味で、胴は肩の張りがなくなり、胴長になっています。本器は底裏に回転糸切痕がありますが、別に静止糸切のものもあります。
 釉は緑釉千鳥連弧文を施しています。整形は削りです。同遺跡の三彩・二彩小壺のうち最もあたらしい時期のもので、平安初期の作でしょう。

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