T’ang three-color glazed ware: fragments of flower vase. Excavated at Okinoshima, Genkai-machi, Fukuoka. 8th century. Diameter of right 9.6cm.Munakata Taisha.
福岡県宗像市沖ノ島出土
8世紀
口径9.6cm
宗像大社
昭和四十四年、沖ノ島第三次調査の際、第5号遺跡から出土したもので、さきに第7号遺跡から発見された破片と併せ、合計十八片あり、一箇体の花瓶を構成します。その原形は東京国立博物館にある貼付文長頸花瓶に近いといわれています。白色硬胎の素地で、大きく開いた口縁部約四分の三のほか、葡萄唐草文風の貼付文のある胴部破片および底部破片が八片あります。緑褐白の鮮やかな三彩釉が施されています。