Mokubei: bulb pot with railing, blue and white
Height 31.5cm
高さ31.5cm 口径25.1cm 三脚
木米の作品としてはもっとも大きいものでしょう。植木鉢と高欄が一具として作られたものかどうかは判然としませんが、高欄の作行きはことに優れています。七本の柱を持つ高欄で、間に卍丸文の透しをはめ、柱にはいずれも擬宝珠をつけています。そこに古染付調のやや薄い発色の染付で線描して装飾的効果をあげ、一本の柱の内側に「古器観木米造」の銘款を書しています。植木鉢は口部を平たく分厚な鐔状に作り、胴は裾すぼまりで、底の三方に獣脚をつけ、中央に排水用の孔を穿っています。鐔と裾は雷文を線描して薄い濃地にし、脚の内側に 「古器観木米造」 の銘款を染付で書しています。
