Large pot with yuzuriha plant design. blue and white
高さ43.3cm 胴径39.3cm 底径18.4cm
撫でた肩から胴にかけてゆったりと張り、裾のすぼまった大壺。
やや広い口は垂直に立ち上がって、全体に均斉のとれた姿をしています。口回りには宝珠文、胴には岩に譲葉の木と裏白を配していますが、図は器形によく収まっています。まるく削り込まれた高台内には布目が残っています。これほどの立体的な大作は色絵鍋島には皆無ですが、染付にはいくつかの遺品があり、なかではこの作品が最も優れています。しかし、一般に色絵鍋島に比して染付の評価が低いために、この種の大作で世に埋もれているものが他にもあるにちがいない。
元禄、享保の間の作でしょう。