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鶴田 純久の章 お話

酒器。
和訓さかずき。
『説文』に「間器なり。
一名胆。
飲食を節するゆえんのもの」、『玉篇』に「酒漿の器なり。
四升を受く」、『文中子』の註に「歌器なり」、『荘子』の註に「酒器満則傾空則仰」、『韻会』に「或いは厄に作る」とあります。
すなわち卮または巵と書き、古代中国での四升が入る酒器であります。
敬器で、満ちると傾き空になると上を向くといいます。
底が球形であるためであります。
卮は会意文字で、大と節の省画をもって作ります。
すなわち飲食を節する意であります。
もとは銅器であったが甕品にもあります。

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