西村善五郎宗印。大永年間(1524~18)の人で奈良に住み春日神社の土器づくりを業としましたが、茶人紹鴎の好みによって茶用の土風呂を製作しました。これを初代として子孫が同業を継承しました。1558年(永禄元)3月没。なお一説に二代宗善もまた宗印と号したといいます。(『日本陶甕史』)