淡黄磁 たんおうじ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

1890年(明治二三)愛媛県の砥部焼の向井和平が発明した中国建窯白高麗風の磁器。
釉は淡黄色を帯びています。
その原料は鵜の崎村(伊予市鵜崎)に産する粘力のある石質で、ゼーゲル錐一〇番位で微透明となり、中性焔で焼けば象牙様の素地となり最も彫塑に適しますが、産出は豊富でないようです。
そのため採掘も1921年(大正一〇)頃には断続の姿でありました。
(『茶わん』四五)

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