お話 大亀香合 おおがめこうごう 型物香合の一種。亀の形をした大振りの香合です。この手の名物に交趾焼の香合があります。1912年(明治四五)3月、生馬家の入札の際九万円藤田家に入りました。現在藤田美術館蔵。(『茶道筌蹄』『茶道名物考』) 2011.05.11 お話原色陶器大辞典
お話 かざけ 瀬戸地方の窯場の用語であり、風裂の意であるでしょう。火度の急激な上昇または急冷のために器物に割れの生ずることをいいます。これは肉眼では容易に認め難い場合があり、そういう場合には器物を叩いてその音で感知することができ、またインタを引いて割れ筋... 2011.05.11 お話原色陶器大辞典
お話 エグスリ 愛知県瀬戸付近から出る天然呉須。ボロエとスナエの二種があって、ボロエは粗塊状でスナエに比べて発色が劣ります。スナエは珪砂に混じっていて黒色が普通ですが、優秀なものは草色です。発色は極めて潤いがあり、瀬戸市の瀬戸窯神社裏の丘から出ます。以前は... 2011.05.11 お話原色陶器大辞典
お話 太田焼 おおたやき 一名物化堂焼。紀伊国名草郡太田村(和歌山市太田)の陶窯。滅法谷焼の余流で1876年(明治九)3月宮井佐十郎が窯を築きました。偕楽園焼を模倣して交趾釉を用いています。銘はすべて捺印で「物化堂製」、「物」一字大丸印などがあり、また「政吉」の銘が... 2011.05.11 お話原色陶器大辞典
お話 オケザーリ 窯ぐれ(窯場の職人)の間で用いられる隠語。うまいということ。「今夜はオケザーリだ」などとい職人が主家に隠れて他家の夜業を手伝い、特別の労賃を得るというような場合をいいます。明治三十年代の初めに鉄道の開通によって瀬戸地方に初めて桶詰のさんまが... 2011.05.11 お話原色陶器大辞典
お話 小肩衝 こかたつき 名物。肩衝茶入、古瀬戸。もと紹鷗所持、茶棚弁当入れとして用いたと伝えられる。のち小堀遠州に伝わり、さらに堀小式部、松平備前守と転伝し、備前守の裔弾正に至って仙台藩主松平陸奥守に伝わり、1916年(大正五)5月伊達家入札の際に兵庫県の嘉納家に... 2011.05.11 お話原色陶器大辞典
お話 崎山利兵衛 さきやまりへえ 紀伊国(和歌山県)有田郡男山焼の開祖。1797年(寛政九)同郡井関村(広川町井関)に生まれた。1827年(文政一〇)に許しを得て男山焼を始め大いに拡充経営した。藩主徳川治宝より特に寵遇され金品をしばしば賜わった。1875年(明治八)二月二十... 2011.05.11 お話人物原色陶器大辞典
お話 含珠焼 がんじゅやき 1887年(明治二〇)頃佐賀県杵島郡小田志村(武雄市西川登町小田志)の樋口治実(棣花堂)の創始。螢手のように透明な部分のある磁器で、特許第四〇五号「磁器に透明紋様を顕わす方法」(1887年、明治二〇年一二月二日)によったもの。しかし製作に当... 2011.05.11 お話原色陶器大辞典
お話 上林井戸 かんばやしいど 名物。朝鮮茶碗、古井戸。上林家が所持していたのでこの名があります。六地蔵に類してどっしりとして貫録のある茶碗。もと豊臣秀吉所持、のち京都上林家に伝わりその後三井家に移りました。(『大正名器鑑』) 2011.05.11 お話原色陶器大辞典