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虫蝕・虫喰 むしくい

古染め付けなどにおいて、化粧掛けが坏土に密着しないで釉と共に剥落し胎土を露わしているものがあります。そのさまがまるで虫の喰ったようであることから俗に虫喰といいます。もとは胎と被覆層との収縮率の相違から生じた欠点でありますが、その古狸を愛され...
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銘款 めいかん

角福印銘款には刻捺の印影以外に書き銘・箆銘などがあります。発達史的に考えれば、窯式がやや進み共同焼成の行われる頃よりその必要が起こったものと思われます。すなわち多人数の作品が同一窯に入れられる際、その混同を避け、識別を容易にかつ確実にするこ...
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虫喰南京 むしくいなんきん

虫喰のある中国製磁器の意味。古染め付け・天啓赤絵・呉州赤絵などをいったものであるでしょう。『明良洪範』に加藤嘉明の逸話を載せています。すなわち虫喰南京という明代成化(1465~87)年製のやきもの小皿十枚があり、喘色土その他えもいわれぬ出来...
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梅瓶 めいぴん

梅瓶口が細く、項は短く、肩は極めて寛博であるようで、脛でやや狭折し、足においてまたかすかに太くなっています。口径が小さいのを梅の痩骨ということから梅瓶と名付けました。中国宋代の瓶類はその形を雅やかだとして好んでこの式をつくりました。元・明お...
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虫咀藤四郎 むしくいとうしろう

虫咀藤四郎 むしくいとうしろう虫咀藤四郎 むしくいとうしろう瀬戸茶入の一手。土釉に虫が喰ったような痕があるのでいわれます。まれな茶入で、土は薄赤色、また薄浅黄色もあります。ただし土の中、底の内までも虫喰の痕かおります。虫喰の跡かおるため糸切...
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無地志野 むじしの

無地志野 むじしの文様のない志野焼の意味。『大正名器鑑』に森岡家蔵の無地志野茶碗を載せています。
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名物 めいぷつ

茶器のいわゆる名物には三種あります。千利休以前、特に東山時代のものを大名物といい、利休時代のものを単に名物といい、降って小堀遠州が選定したものを中興名物といいます。近代では名物と中興名物とを共に名物といい、大名物と名物との二種に取り扱う風が...
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無地刷毛目 むじはけめ

茶碗一面に自釉が掛かり、その釉立ちは本来の朝鮮刷毛目茶碗と同じ手でありますが、地釉のみで刷毛目の模様のないのをいいます。三島手と同種類のものでおそらく産地も同じであるでしょう。(『高麗茶碗と瀬戸の茶入』『茶道名物考』)
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名物記 めいぶつき

諸家所蔵の名物茶器の目録を「名物記」と称しています。1577年(天正五)の奥書のある『茶湯道具名寄』(遠州御蔵元帳のうち)、1593年(文禄二)の『仙茶集』唐物凡数の部、松屋久重が編集したとみられる『松屋名物集』、『遠州御蔵元帳』にある「諸...
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無地三島 むじみしま

『陶器考』にこの名が見えます。おそらくいわゆるいらむ三島と同質の胎釉であって文様のないものを指すのであるでしょう。