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大正名器鑑

お話

北野茄子 きたのなすび

大名物。漢作、茄子茶入。名称の由来は不詳。『津田宗及び茶湯日記』天文十九年(1550)の条にもみえ、すでにその頃からこの名があったことがわかります。紫色と黒釉が交錯し光沢は麗しく景色の変化がいいようもなくおもしろいです。胴中から少し下って火...
お話

木津屋肩衝 きずやかたつき

大名物。漢作、肩衝茶入。奈良木津屋が所持していたことからこの名が付けられたのであるでしょう。格好がよく整い、総体の栗色地に黄釉の飛模様の景色がおもしろく、殊勝な茶入であります。伝来について『麟鳳亀龍』『古名物記』などには、珠光所持、万代屋宗...
お話

麻地 あさじ

名物。藤四郎肩衝茶入。一名鍋島肩衝。総体に黒ずんだ柿色あるいは栗色を地色とし黒釉が掛かっており、景色はやや不鮮明であるか重厚な感じのする茶入であります。鍋島侯に伝わっていたが維新後は松浦家に入りました。(『大正名器鑑』)
お話

曙茄子 あけぼのなすび

名物。漢作茄子茶入。銘はその景色に因んだものであるでしょう。つくられた年代は新しく、品位も乏しい感じがしないでもないようです。加賀前田侯伝来。(『一玄庵名1一覧』『大正名器鑑』)
お話

浅井肩衝 あさいかたつき

名物。古瀬戸肩衝茶入。加賀国(石川県)の浅井家の所蔵だったところからこの名があります。のちに同家から藩主に献上しそれ以来前田家に伝来。土は白、下釉が柿、上釉が黒。おしなべて乾いたような出来で轆轤目があり、胴紐が一筋入っています。一般に初代藤...
中国

朱衣肩衝 あけのころもかたつき

大名物。漢作肩衝茶入。伝相阿弥著『東山殿肪之記』に「あけの衣いやしくそざう也、あけの衣は五位のしやう也、五位のくらゐほどのっぽなり」とありますが、総体か飴色の中に赤味を帯びた黄釉のなだれか幕状をなして、僧侶の着る朱衣の裾に似た趣があり、銘も...
原色陶器大辞典

茜屋柿 あかねやかき

大名物。漢作茶入。堺の茜屋宗佐が所有していた柿形茶入であるところからこの名があります。全体が柿色または紫色の上に黒釉で景色がむらむらと現れ、無疵で格好もよく釉質の極めて見事な茶入であります。初め武野紹鴎が所持し、のち堺の小島屋宗活を経て茜屋...
原色陶器大辞典

青山丸壺 あおやままるつぼ

名物。唐物の丸壺茶入。青山播磨守忠成が所有していたのでこの名があります。つくられた年代は古く、縁がIカ所補修してあるほかは無疵で、全体が光沢のある飴色釉の上に青瑠璃色が美しく見事に現れています。徳川秀忠がこれを青山忠成に授け青山家の秘宝であ...
大正名器鑑

芦庵肩衝 ろあんかたつき

名物。唐物肩衝茶入。島津家所持、のち大阪藤田芦庵に入りました。(『茶道名物考』)
大正名器鑑

利休尻膨 りきゅうしりふくら

大名物。唐物茶入、尻膨。千利休所持、細川家旧蔵。(『茶道名物考』)