織部唐津 松紋 沓形 茶碗 鶴田純久作 美しい器はより美しく、そうでない器はそれなりに。

Picture of 鶴田 純久
鶴田 純久

サイト:ヤフーストア HISASIH-SHOP http://store.shopping.yahoo.co.jp/hisasihshop/
品目:織部唐津 松紋 沓形 茶碗
ytoo003
◇寸法 長径:約14.8センチ × 高さ:約7.3センチ 重さ:約290グラム
◇この茶碗は、黒織部風の沓形茶碗です。全面に黒釉を施し正面と裏面に窓を開け松の紋様と草紋が描かれています。口縁は手のひらでなぶり楕円形に沓形に成されています。
◇高台もやや砂気のある土で地理目皺も前面に出て、火回りの加減で一部に窯変が出て景色を醸し出しています。
◆◆◆予備説明◆◆◆
◇織部唐津(おりべからつ)とは、一般に古唐津の窯で美濃や瀬戸の地方で焼かれた織部焼の装飾方や技法が入る唐津焼で、真円形で作る唐津の技法と重ね合った方法で表現されています。唐津と織部は土の色は違えども焼成方法は一緒というのが適したのだと思います。それぞれの土の性質で成型方法は異なりますが装飾方法が同じという所が見所です。
◇沓形(くつがた)とは形が米粒の形とか神主がはく履き物の形からと言う説があります。丸い形を基本とする唐津風の製作法に織部好みとされる歪んだ様が合わさり楕円に変形させています。これは織部等の手練制作の沓茶碗とは違った、轆轤の妙技が入った唐津ならではの沓形茶碗となりそれが見所となります。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email

記事・情報

明治伊万里の物語
明治伊万里の物語: 世界を魅了した様式美

繊細華麗な陶磁器「明治伊万里」。数々の名器に宿る、陶工たちの果てなき熱意や、国家や世界が交わった物語を知ることで、より一層その魅力を堪能できる。海を渡り、自らの足で名器たちの歴史を目にした筆者が、明治伊万里の趣を余すこと

昔の釉薬
昔の釉薬

四百年以前の焼き物は、釉薬の原料は母体を作った土で作っていた。器を作る土に竈の灰を混ぜ、水に溶かして釉薬として生地に掛け焼成していた。今日で言う長石で釉薬を作ると言う概念は1700年代からとされている。又はカオリナイトを

焼締まり
焼き締まる

焼き物(陶磁器)の話の中で焼き締まるという定義は中々難しい話で、理解している方は多くないと思います。焼き締まるとは高温で焼成すると冷えて堅くなる。と、単に言ってしまえば簡単なのですが、土器の時代から現代のニューセラミック

mail2.png

お問い合わせ

ページに関するお問い合わせ・ご質問・ご意見など、お気軽にお送りください。

鶴田 純久TSURUTA YOSHIHISA
住所:佐賀県西松浦郡有田町泉山1-28-23
電話番号:0955-43-2764
EMAIL:info@turuta.jp