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鶴田 純久の章 お話

『項子京歴代名甕図譜』の郭菰昌の校注に「宋初の民窯東窯は皆青色なり、東青と簡称す」とあります。
『匋雅』には「月白の一種演して両派と為り天青東青双び標ちて聳峙す、東青の一派又分かれて二となる、緑色に近きを豆青といひ藍色に近きを積藍といふ云々」また「後周の雨過天青は得て見るべからず、趙宋彷ふところの青甕はすなわち今の所謂東青なるものなり云々」また「西洋亦東青と天青とを重んず、しかして皆紋片なきものを以て貴しと為す」とあります。
要するに東窯ならびに彷東窯の青磁の淡青色をいうもののようであります。
「東青器」「東窯」の項参照。

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