揖宿土 いぶすきつち

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

薩摩焼素地の主要原料。
帰化朝鮮人の朴平意は薩摩国苗代川村(鹿児島県日置市伊集院町)に移ってから、1614年(慶長一九)島津義弘の命により陶土を国内に探求し、揖宿郡十二町村(指宿市十二町)の白粘土をはじめ種々の原料を発見しました。
その後同郡山川郷成川村(山川町成川)などの土を使いましたが、それらを使い尽くして明治以後の揖宿土は産地を異にし、したがってその釉璧が古薩摩に及ばないようです。
これは指宿温泉の近くの字越山産のバラ土とネマ土であります。

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