志野 草鳥文 向付

志野 草鳥文 向付
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
志野 草鳥文 向付
志野 草鳥文 向付

Shino mukozuke dish with grass and bird design
Diameter 17 6cm
口径17.6 三脚
 端反りにした口辺の五か所に二条の浮線をつけた撫四方形の向付で、見込の草文や鳥文、あるいは側面にまわされた幾何学文などの絵付けはかなり簡略化されています。釉がかりはむらで白く焼き上がり、文様は青味をおびています。底に付けられた脚は小振りで、見込には大小の目跡が三つ、底にも大きな目跡が四つ残っています。
 元屋敷で焼かれましたものと思われます。これらの作品はその作風から推して、また向付といいます性格からみて、いずれもかなり数多く焼かれましたもりと思われます。しかし、今日では揃っています例は少な<、多くの場合は揃ってはいても五客であります。

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