嘉慶窯 かけいよう

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鶴田 純久の章 お話

中国清朝の嘉慶期(1796-1820)二十四年間に景徳鎮において焼造されたものをいいます。
大体において乾隆年間(1736-95)に最高潮に達した窯業芸術の延長にすぎないということができます。
ことに乾隆末期のものと嘉慶前半期のものとはほとんど区別ができないといわれます。
乾隆期において最高潮に達した窯芸は次第に衰退の一路を辿りますが、嘉慶期に入ってからもこの大勢を免れることができず、年代の低下するのに従って漸次劣質となりました。
(『景徳鎮陶録』『中国陶磁の時代的研究』)

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