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鶴田 純久の章 お話
灰釉 椀
灰釉 椀

Ash glaze pottery: bowls.Excavated from Minamiyama Ceramic Kiln, Nisshin-machi, Aichi. 11th century. Diameter 10.5-11.0cm.
愛知県日進市大字米野木南山窯出土
11世紀
高さ3.2~3.7cm 口径10.5~11.0cm 底径5.0cm
 9世紀から10世紀なかごろにかけて、灰釉椀の施釉技法は、内外両面に刷毛をもって塗っています。10世紀に入ると一部の上手物をのぞき椀・皿類は直接重ね焼きをしています。そのため見込の重なる部分には釉を塗っていません。右手前の二椀は最上部におかれたため釉が見込中央まで流れたものです。これらの腕はいずれも小ぶりの中級品です。

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