Bizen ware: jar. 13th century. Height 20.0cm.
13世紀
高さ20.0cm 口径10.5cm 胴径17.9cm 底径9.2~9.8cm
口縁は外方に折り返されてかなりまるみのある口づくりとなっています。口頸部や肩の張りからみて13世紀に入る作ですが、轆轤水挽き成形で、底部に糸切痕がある。この時期にはまだ古い須恵器の成形手法が残されていたものでしょうか。小石をかんだやや粗い土を用いており、焼き上がりは良好で灰白色の器肌の半面に黄白色の自然釉がかかり、薄く溶け始めた状態を示しています。