高さ7.1cm 口径33.0cm 高台径15.7cm
いずれも山水図をあらわした大皿であるが、染付山水文皿は見込に窓を設け、そのなかに漁村図をあらわし、まわりを青海波で埋めた珍しい図柄である。染付の色は全体にやや淡い。裏文様は七宝結文、櫛目高台。
染付雪景山水文皿は雪景山水を描いた図柄であ19、したがって染付の色はやや濃くあらわされている。その描写には狩野派風の筆致がうかがわれる。裏描きは前図と同様である。
染付楼閣山水文皿は楼閣山水の図で、右に岩を配し、滝をあらわしている。白地に遠山をくっきりと見せている。前図と同じ裏描きである。