口径20.5cm 鐸状の縁をもつ七寸皿の代表作で、見込に瓢を三つあらわした図は、数多い鍋島のなか、でも最も魅力的な一つにあげられる。地には青海波をあらわし、縁には波濤文をめぐらしている。染付はやや黒ずんでいるが、色調が鮮明であることがこの皿の声価を高めている所以であろう。