慎徳堂 しんとくどう

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

款識。
中国清朝嘉慶・道光年間(1796-1850)の皇族の雅製にあって特に有名で、瓶類は後年みることが極めてまれで市価ははなはだ高いです。
慎徳堂は三字で直款するものが貴いとされます。
款の多くは抹紅色であるようで、また金色で描いたものがあります。
題句の下に一印があるようで、楕円形をなし道光の二字を篆書しています。
慎徳が鼎々として名のあるゆえんは、その甕質の白、彩画の精がまったく御製に措抗しうるところにあります。
(『匋雅』『飲流斎説甕』)

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