名物。後窯茶入、新兵衛作。張果は瓢箪から駒を出した中国唐代の仙人で、この茶入が瓢箪形なので茶屋宗古が張果郎と命名しました。水戸藩主八代斉信の秘蔵品。斉信は愛瓢家で瓢箪に関する珍品妙什を蒐集しました。1918年(大正七)水戸家の売立て二万三千百円で東京の小倉家に落札されました。(『大正名器鑑』)