天正(1573-92)頃の瓦工。中国明朝の人といわれます。1576年(天正四)織田信長が近江国安土(滋賀県近江八幡市安土町)に築城した際、一観を招いて明様の瓦を模造させ屋根を葺かせました。わが国で明様の瓦を用いたのはこの時がはじめといわれます。『信長公記』『総見記』『工芸志料』