烏の子手 とりのこで お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.07.142023.09.11 唐物茶碗の一種で、薄づくりの肌に光沢のある卵色の釉が掛かり、あたかも烏の子紙の色そのままなので俗に鳥の子手と称します。中国宋代の名窯定窯でつくられたもので、当世風にいえば定窯白磁茶碗のことであります。この手で最も有名なのは『遠州蔵帳』にある遠州銘のもので、中島加兵衛、江戸の鹿島家から益田家に伝わりました。外側にしのぎのある深めの茶碗であります。