Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話

焼成品にほつれ・釉ひびなどの欠陥がある時、これを再び窯に入れて補修することをいいます。
無疵のものに比べて値段に格段の相違がある時、骨董商はしばしばこの補修法をとります。
ただしこの補修法はすべてが成功するわけではなく、かえってまったく疵物としてしまう危険性があります。
二度窯は青磁と染付に最も多いようです。
上絵付のものは絵具が焼失してしまうので二度窯を行うことができないようです。
もとより不自然な無理のあることなので経験と冷静な観察によって看破しなければならないようです。
二度窯は窯大ともいい洒落て五右衛門ともいいます。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email