面取面不取手 めんとりのめんとらずで お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.07.302023.09.24 真中古茶入の一手。面取手と同作で面をつくらないためにこういいます。土と糸切は面取手に同じ。口造り捻り返しは面取手と違い、ことのほか尋常でよいです。下釉は薄柿色。上釉は黒釉がむらむらと濃くまたは薄く掛かり、その濃色のところがなだれのように見えるものであります。また上釉に黄釉の掛かったものもあります。面取手と同作といえど格別の違いで、薄手につくり細工がよく格好も見事なため高価であります。(『茶器弁玉集』『万宝全書』)