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鶴田 純久の章 お話

茶器の銘の由来が和歌(主として古歌)にあるものをいいます。
すでに東山時代に歌銘があり、唐物肩衝茶入初花・遅桜はすなわちこれであります。
のちの小堀遠州は茶器に銘を付けるのにこの歌銘の手段を最もよくとり、その見識を賞賛されました。
後世同手の茶入のうち標本のものを本歌と称するようになりました。
(『日本陶甕史』)

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