靨手 えくぼで お話marusankakusikaku X Facebook はてブ LINE Pinterest コピー 2011.05.112023.05.31 瀬戸茶入の一手。姉御前(乙御前)手ともいいます。土は浅黄色のにっとりとしたよい土であります。糸切は華奢で口造りの捻り返しが見事であります。下釉は濃柿色または薄墨色、上釉は濃黒釉に黄飴色が交じってむらむらと掛かっています。この茶入の手癖で、狂言の面のように下張りで必ず春があるため、暦手または姉御前手の名があります。(『茶器弁玉集』)