Shino mukozuke dish with miscanthus design
Diameter 16.4cm
高さ5.3cm 口径6.4cm 三脚
端反り鐔状口部の四方をつまんで変化をつけた向付であります。見込に芒と柵のような文様、鐔の部分には二種の幾何学文を相対して描いています。釉はよく溶けていますが、赤味はなく、一部に釉かせが生じています。底に脚が三つ付いています。
元屋敷で焼かれましたものと思われます。これらの作品はその作風から推して、また向付といいます性格からみて、いずれもかなり数多く焼かれましたもりと思われます。しかし、今日では揃っています例は少な<、多くの場合は揃ってはいても五客であります。