高さ25.2cm 口径12.5cm 底径10.0cm 矢筈口の口部を菱形に、胴はまるく、胴裾は一段細く引き締めています。左右に耳をつけていますが、伊賀や備前に似た趣の花入であります。正面には灰が降りかかってかせ膚となり。背面は暗褐色に焼き締まり、背面には三本の縦箆目をつけています。正面と背面に執付の穴を填めた跡があります。おそらく桃山時代後期の作でしょう。