九江甕 きゅうこうじ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

中国で器底に緑色の彩を施し赤色の款識を署したものを俗に九江甕といいます。
『匋雅』には、器はいずれも景徳鎮の製にかかるので九江甕と称する理由がないことを論じ、別に九江甕は景徳鎮窯器の通称であるとしています。
ちなみに九江は江西省に属し上海をさかのぼること720キロメートルの揚子江南岸にあるようで、鄙陽湖口に近い景徳鎮への通路にあたる開港場であります。

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