正安年中(1299-1302)京都南禅寺の僧に経正という者がいて製陶の法に詳しく、たまたま深草の瓦工にこの製法を授けました。同地の瓦工はその方法によって往々陶器を製しましたが、なお火力強度の方法に詳しくなかったためどれも陶を成さなかりました。