天保(1830-44)頃の京都の素人陶工。歌人であり美術家を兼ね、また書家でもありました。書画をもって路用を支え日本各地を漫遊したといいます。「可亭七十四」と刻した器があることから、七十四歳までは生存していたことが知られます。その小酒盃は手づくりでありました。(『日本陶器目録』)