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鶴田 純久の章 お話
京瀬戸 きょうぜと
京瀬戸 きょうぜと

京焼初期の茶器。天正・寛永の間(1573-1644) に正意・万右衛門・源十郎・宗伯・茂右衛門・新兵衛・吉兵衛・道味・光存・茶臼屋・茶染屋などが製出した茶器であります。
これらの工人の中には職業的陶工なのか好事家なのか不明な者がいます。
そして同一人で備前から瀬戸までの諸陶地を往来し、その地における名工に数えられている者も少なくないようです。
これらの作を京瀬戸というのは、瀬戸釉の茶器を京都で焼いたからであるでしょうか。あるいは京都の人が瀬戸で焼いたからであるでしょうか。(『陶器集解』)

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