金継ぎを受け賜っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

雲土器 くもかわらけ

中央部にむら雲のようにみえるまわりのぽけた黒い州浜形のある土器をいいます。
雲を出雲にかけて昔から三三九度の土器はこの雲土器に限られ、京都府愛宕郡岩倉村幡枝(京都市左京区岩倉幡枝町)のものが有名。
この種の土器は何枚も重ねて窯詰めし、かつその焼成温度が高くないので中央部に火の通ることがなく、乙のため煤を残存して黒い形を現すものであります。
近時故意に炭素質物を塗ってこの形を現すものがあるのは、土器の焼成温度が高まり中央部まで火が通って煤を残存させないからであるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました