鉄筋コンクリート建築に用いられる各種の陶磁器を建築陶器と呼称します。
建築陶器には、基礎工事とか地下や壁内に埋没されて表から見えない陶管類・煉瓦類などと、床張りのタイルーモザイク、壁張りのタイル・モザイク、外装のタイル・モザイク、テラコッタ類、階段・手摺などの表面に使用されるもの、そして便器・パスなどの衛生陶器などと各種各様のものがあります。
建築自体の発達・高級化に伴い、建築陶器もいっそう多様化・高級化が行われています。
1965年(昭和四〇)頃から極端な装飾タイルも出現していますが、陶壁とか壁面装飾と呼ばれる、有力な陶芸作家が大建築の壁面に向かって自由な構想に基づき大胆に取り組んだ陶芸作品的壁面が数多く出現し始めています。
建築陶器 けんちくとうき
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