Large dish with design of hexagons and chrysanthemum spray afloat,
enamelled ware
Mouth diameter 44.2~45.0cm
高さ10.0cm 口径44.2~45.0cm 高台径21.8cm
石川県立美術館
側面を緩やかに彎曲させた円形の大皿で、見込全面に七個の亀甲を配して、三重の枠どり文様の内に鶴丸文と唐草風の牡丹文を交互にあらわし、中央に菊と流水の文様を描いた構図は、次図の作例とともに独特の意匠を求めた古九谷様式色絵の中でも特に注目すべきものであります。裏面には花を四方に配した大柄な牡丹唐草が紫と紺青を使って奔放にあらわされ、高台内には二重角内に「福」字銘を書し、その上を紺青で上絵付しています。さらに高台外側から畳付にかけて、緑の上絵具を塗りまわしています。大きく破損していますのが惜しまれる。