Large bowl with flowering grass design, enamelled ware
Mouth diameter 41.2cm The Toyama Kinen-kan Foundation
高さ11.0cm 口径41.2cm 高台径21.3cm 遠山記念館
色絵亀甲牡丹蝶文大鉢と同様の器形で、図柄は異なりますが同時期の作と思われます。見込円窓内に、土坡と太湖石に花と蕾をもつ牡丹の樹を描き、草花を添え、大小の蝶を三羽空間に点じていますが、この種の大皿としては細やかな文様であります。縁文様は黄色の枠どりをした色紙文様が八つ割に配され、それぞれに老樹に宿る鷹と、二か所には木菟を描いています。裏面は格狭間風の窓を五か所に配し、それぞれに山水図を描き、窓と窓の間には唐花文を配しています。高台内に篆書体の文字が二重圏内に書され、その上に緑釉をさしています。