Large dish with design of kingfisher in lotus pond, enamelled ware
Mouth diameter 36.3cm Japan Folkcraft Museum
高さ6.7cm 口径36.3cm 高台径19.9cm
日本民芸館
立ち上がりの浅い大皿で、底部が厚手に成形され、高台も大振りであります。この種の器形の大皿は比較的少ない。見込いっぱいに流水と蓮、葉に宿る翡翠の図が、素朴なうちにも絵画的な風韻を漂わせながらあらわされています。蓮の花にさされた紫は濃く、緑、黄、紺青、そして翡翠の胸や嘴に点じられた赤など、その配色は大柄な文様をさらに生き生きとしたものにしています。古九谷様式の初期大皿のなかでももっとも傑出した作例でしょう。裏面には水仙の花と茎を黒で線描きし、その上に紺青を上絵付しています。内側口まわりに染付の円圏をめぐらしています。