胴を十二角に取った壺で、色絵菊文壺は染付と赤のみであらわされ、色絵花鳥文壺は上絵で牡丹と飛鳳文が描かれています。肩にあらわされています唐草文や頸部の鋸歯状花弁文などがほぼ同様ですから、両者とも同じ頃の作と思われますが、色絵菊文壺は染錦手であり、色絵花鳥文壺は乳白手素地の色絵であります。