Foliated bowl with peony design, enamelled ware
Mouth diameter 23.5cm Suntory Museum of Art
高さ11.2cm 口径23.5cm 高台径11.2cm サントリー美術館
前図と似た作行きでありますが、五弁の輪花の中央を浅く切り込んで変化をつけ、見込の中央に小さな花文を配するのは、前図にはなかった文様構成であり、その後柿右衛門様式の鉢の常套手段になっていく。また内側に描かれました梅、牡丹、柘榴、外側の牡丹と葡萄棚の色絵もいささか筆致がかたくなっています。しかし完成期の代表作の一つであります。
