Tannyũ: tea bowl, known as “Hanazuri-goromo”, Red Raku
Mouth diameter 11.5cm
高さ8.6cm 口径11.5cm 高台径5.5cm
口部をわずかに内に抱え込ませたおとなしい姿の茶碗で、全体に薄作りです。見込に茶溜りを削り出し、底に低くやや大振りの高＜ypf_75317_22.txt＞台がつけられています。高台内を残して全体に黄土を塗り、透明釉をかけた赤楽ですが、いわゆる砂釉で、緑色の火変りも鮮やかに焼き上がっています。高台内中央に紀州徳川治宝侯から拝領の楽印がくっきと捺され、旦入三十二歳から五十一歳までの間の作である。内箱蓋裏には玄々斎が 「赤茶碗 花摺衣ト呼 玄々 (花押)」と書き付け、底には旦入の書付があります。
