Bowl on foot with design of “auspicious symbol”, enamelled ware
Mouth diameter 24.6cm
高さ6.2cm 口径24.6cm 高台径15.9cm 高台高3.8cm
平らな皿の縁をくっきりと低く立ち上がらせ、広く高い台の三方に格狭間の透文をつけています。いささか作行きは異なりますが、これと似た器形の台鉢が九谷の古窯址から出土しています。素地膚は白く、見込中央に染付の細かい線で円窓をめぐらし、その内に門松二株、宝珠三つ、裏白の葉、鶴丸文、まわりに羽子板と羽根、亀、松などの文様を配しています。いいますまでもなく新春を象徴する図案でありますが、古九谷様式色絵の多くが重厚な配色ですのに、これはいかにもあっさりと淡い色調で上絵付されています。側面の透しには縁に薄紫をさしています。高台内中央にくっつきのあとがあります。