朴正官 ぼくせいかん

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

薩摩国(鹿児島県)苗代川焼の陶工。1827年(文政一〇)藩庁に開申して錦手部を設置し、竪野窯の樋渡次右衛門・内田源助より画法および絵具の調合法などを伝習した。1844年(弘化元)に錦手部主取役を命ぜられた。1855年(安政二)六月藩主斉彬に招かれて磯集成館内陶器工場に赴き諸工を指揮した。1864年(元治元)錦手大花瓶を製造し1867年(慶応三)のフランス大博覧会に出品。精巧な逸品として大いに好評を博し薩摩焼輸出の端緒を開いた。彩料試験中硝酸に侵され1874年(明治七)六月没した。(『薩摩焼総鑑』)

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