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鶴田 純久の章 お話
須恵器 器台
須恵器 器台

Sue ware: stand. Excavated from Mitsushiro Tumulus, Saijo-machi, Hiroshima. 5th century. Height 36.3cm.
広島県加茂郡三ツ城古墳出土
5世紀
高さ 36.3cm 口径44.0cm 底径37.0cm
広島大学考古学研究室
 筒形器台が5世紀から6世紀初めまで用いられて早く消え去ったのに対して、高杯形器台は6世紀終りごろまでつくられています。本器は高杯形器台の最も古い形態のもので、深い大形の鉢と同じ高さの裾の拡がった台脚がついています。杯部は外面に四段に二重沈線をひき、その間に櫛目波状文を施しています。このような形態は5世紀代の新羅焼にきわめて近似しています。その後、高杯形器台はしだいに台脚の部分が延びて高くなり、透かしも三段 四段 五段と数を増してゆきます。

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