瑠璃釉松竹梅丸文大徳利

瑠璃釉松竹梅丸文大徳利
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鶴田 純久の章 お話
瑠璃釉松竹梅丸文大徳利
瑠璃釉松竹梅丸文大徳利

高さ37.1㎝ 口径6.6㎝ 胴径20.2㎝ 底径10.8㎝
 口部をまるく捻り反し、頸から胴裾にかけてゆったりとしたふくらみをもつ優美な器形の大徳利である。
高台はやや高い。
口部から高台にかけて全面に瑠璃釉をかけ、胴裾三方に配された丸文は瑠璃釉を掻き落として白釉をかけたものであるが、このような作例の大作は今までのところ他に例を見ない。
どこで焼かれたか判然としないが、あるいは鍋島藩窯の作品ではないかと見る人もいる。
今後の考究を待ちたい。
高台畳付に見る土はや赤みをおびている。

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