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鶴田 純久の章 お話
灰釉 長頸瓶
灰釉 長頸瓶

Ash glaze pottery: tall-neck jar. Excavated from a ceramic Kiln at Nisshin-machi, Aichi. 9th century. Height 23.3cm.
愛知県日進市古窯跡出土
9世紀
高さ23.3cm 口径8.9cm 胴径16.0cm 底径9.0cm
 太く直立する口頸部のつくりや胴形、高台の張りからみて9世紀前半代の作と考えられます。やや酸化に近い焼成で、猿投窯特有の褐色の火色がでています。口頸から肩にかけ薄く黄緑色の灰釉がかかっているが人工釉か否か定かではありません。この時期の作品には一見して人工釉とそうでないものとが同時に焼かれており、その区別はきわめて困難です。

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