Ash glaze pottery: jar with four legs. 10th century. Height 22.6cm. Aichi Prefectural Ceramic Museum.
10世紀
高さ22.6cm 口径9.0cm 胴径22.6cm 底径13.9cm
愛知県陶磁資料館
四足壺の祖形は中国青磁にありますが、中国製品はいずれも小形である。わが国で写されたものは大形品が多く、蔵骨器として用いられたものが多いです。2~3段の横帯をもつのもわが国の特徴であり、初期のものにはありません。本器は球形の胴をもった、やや時代の降ったもので、横帯は肩と胴に2本しかありません。灰白の緻密な素地で、灰釉は刷毛で荒く器面に塗りたくっています。素地からみて東濃窯の製品と考えられます。藏骨器として用いられたものでしょう。